悪質出会い系に騙されない

結婚詐欺の予防と対処

知り合って間もない相手であれば、こちらが慎重に対応をすれば防ぐことができますが、やっかいなのが、交際中の相手からお金を無心されるケースです。

交際中の相手が詐欺を目的としている場合、「とにかくこの人が大好き!お互い信頼関係も築けているし、このまま付き合って、将来は結婚したいな」という純粋な気持ちに付けこんできます。婚約や結婚をちらつかせ、信用させることで、結果的には多額の金品をだまし取っていきます。

  1. 会社の売り上げを持ち逃げされた!月末までに、○百万円のお金を用意しないと、取引先に支払えない!このままだと会社がつぶれてしまう
  2. 独立して会社を設立するつもり。軌道にのったら、結婚しようと思っている。必ず儲けが出る事業だし、いくらか出資してもらえないだろうか
  3. まとまったお金が必要になった。今は理由は言えないけど、俺を信じているなら○百万円、立て替えてくれないだろうか?これが片付いたら、結婚しよう

などなど、理由は様々ですが、どれも「このお金があれば、君と結婚できるんだよ」ということを匂わせているのが特長です。

借金を断ると「俺を信じていないのか!」「もう付き合えない!別れよう」など、惚れた弱みに、どんどん付け込んできます。また「借用書を書くから」と信用させるケースもありますが、借用書を書いたとしても、はなからお金を返す気がない人がほとんどなので、鵜呑みにできません。

結婚詐欺に遭わないために

結婚しようと考えている相手を信じるなというのは難しいことだと思いますが、結婚を考えているからこそ、見極めなければならないこともありますよね。被害に遭わないようにするために心がけておきたい6項目を記載しておきます。ぜひ、参考にしてみてください。

  1. 人を信用しすぎない。
    世の中には、人の好意につけこんで、お金だけを騙し取ろうとする人間が、悲しいかなたくさんいます。
  2. 安易にお金を貸さない。
    お金を貸す場合は、返ってこなくても諦めがつく金額にとどめておくことが大切です。
  3. 社会的地位に騙されない。
    高級外車や高級ブランド、財布の中に常に大金を入れているなども、結婚詐欺師の「地位の高さを見せつけるツール」と覚えておきましょう。
  4. 相手の身元を確認する。
    相手の自己申告を信じるのではなく、免許証や保険証などでチェック。会社の実在状況も、インターネットなどで調べておきましょう。
  5. 日々の出来事をメモ&日記に書く。
    例えば、お金を貸した日、交際している相手に対する思い、自分や相手の行動などを記録しておくと、後で証拠として使えます。
  6. メールや振込用紙は保存しておく。
    寸借詐欺、結婚詐欺に関わらず、保存しておくと、証拠として使えるので便利です。不正請求や架空請求においても同様。

被害に遭ったら

結婚詐欺に遭った場合も、まずは相手が登録していた出会いサイトや婚活サイトのサポートセンターに通報しておきます。

結婚詐欺は立証が困難のため、警察に被害届を受理してもらうのが非常に難しいのが難点です。婚約指輪やプロポーズの言葉(メールや手紙、録音)といった、結婚前提とした交際をしていたという証拠、その他、お金を渡したという証拠(振込用紙や借用書)などが十分に揃っていないと、刑事事件として警察が動いてくれません。

ただ、この場合は、相手のことを詐欺だと思わず信頼しきっているわけですから、上記のような証拠を保管していることは少なく、証拠として揃えられるものがほとんどなかったりします。そうなると「男女の恋愛のもつれ」と片づけられてしまうのが大半でしょう。

結婚詐欺の場合は、警察に駆け込むよりも、弁護士や法律事務所に相談するのが最良です。ひとりで悩まず、法テラスなどを利用して、第三者の意見を聞くことが大切です。

結婚を意識するほど大切に思っているような相手に、お金を借りようとするのかを考えてみる。

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