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ツークリック詐欺

ツークリック詐欺は、ワンクリック詐欺と仕組みは同じなのですが、ワンクリック詐欺の問題点を補ったリニューアルバージョンと言ったところでしょう。

電子消費者契約法に基づいていると思わせる

ワンクリック詐欺では、電子消費者契約法の「有料の申込みであることが明瞭に分かるような広告表示」に反していましたが、ツークリック詐欺では、利用者に対して「電子消費者契約法に基づいている」と錯覚させ、支払請求を無視できないようにしています。

ツークリック詐欺の仕組みを説明しましょう。

ワンクリック詐欺とは異なり、一度目のボタンを押しても、即、登録には繋がらりません。ボタンをクリックすると、ポップアップで年齢認証や利用規約の同意画面を表示させることで、安心感を与えます。

ツークリック詐欺ポップアップ画面1

ここで[OK]ボタンをクリックすると、下記の画面になります。そこには「48,000円を請求する」の文字が。120日見放題と言われても、48,000円はありえない高額料金です。

ツークリック詐欺ポップアップ画面2

上記の画面を見た瞬間に[キャンセル]をクリックする人が大半だと思いますが、ツークリック詐欺の場合、何度[キャンセル]ボタンをクリックしても「キャンセルを受け付けました」という画面は表示されません。

この時点で被害者は、今回の請求を「自分の操作ミスによるもの」と錯覚し、支払いに応じなければという気持ちになるのです。

本当に電子消費者契約法に基づいているのか

ツークリック詐欺は、前述したようにワンクリック詐欺が電子消費者契約法に明らかに反していたという問題点を解消した、パワーアップバージョンです。では、ツークリック詐欺は実際に、法律を遵守したものかといえばそうではありません。

まず電子消費者契約法の「申込みに際し、消費者が申込みの内容を確認し、かつ訂正できるように措置すること」に反していますし、悪意に満ちたポップアップ表示は、民法95条の「錯誤による無効」の主張が可能です。

ツークリック詐欺は、電子消費者契約法に反するため契約の無効を主張できます。また、民法95条の「錯誤による無効」の主張も可能です。

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